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メタボリックシンドロームとは

メタボリック対策というものが最近メディアでも取りざたされています。メタボリックシンドロームメタボリック症候群といった言葉を見たり、聞いたりする機会が増えてきていることでしょう。それはやはりメタボリックシンドローム、メタボリック症候群と診断される人が急増している証拠と言えます。
お腹周りや内臓に余分な脂肪がつくと健康に悪い、ことは良く知られていることと思います。しかしメタボリックシンドローム、メタボリック症候群は具体的にどのような状態のことをいうのか、そしてそれによって引き起こされる病気や疾患、そしてメタボリック対策をどのように行えばよいのか、はっきり答えられる人は少ないかもしれません。メタボリックシンドロームとはどのような状態のことを言うのでしょうか。
メタボリックシンドローム、メタボリック症候群を医学的に言うとお腹、内臓周りに脂肪が溜まった状態が原因となり、高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を併発した状態のことを言います。メタボリックシンドロームは、かつて肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病の“死の四重奏”といわれていたものや、マルチプルリスクファクター症候群、インスリン抵抗性症候群といった生活習慣病に属される病態・症状を統合した考え方・概念といえます。

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メタボリックシンドロームの定義

メタボリック対策を行う以前に、まずは自分がメタボリックシンドロームであるかどうかをチェックする必要があります。メタボリックシンドロームのチェック方法はどうすれば良いのでしょう。メタボリックシンドロームは、おへその高さの腹囲と血液中の脂質・空腹時血糖・血圧の値が判断基準となります。
まずは個人でも簡単に出来るメタボリックシンドロームのチェックポイントです。メタボリックシンドロームの判断となる数値は、おへその高さの腹囲が『男性で85cm以上』、『女性で90cm以上』であることです。この数値は内臓脂肪面積100平方cm以上に相当します。これらの数値を超えている場合は、メタボリックシンドロームである可能性が非常に高くなります。まず腹囲を測り、メタボリックシンドロームの条件に当てはまる場合は、続いて病院での検査となります。この腹囲(ウエストサイズ)も確実なものではないので、病院でCTスキャンなどで内臓脂肪量測定をしてもらうことをお勧めします。
メタボリックシンドロームの判断となる具体的数値は、ウエストサイズに加えて(1)『脂質が中性脂肪150mg/dL以上』もしくは『HDLコレステロール40mg/dL未満』、(2)『空腹時血糖が110mg/dL以上』、(3)『収縮時血圧が130mmHg以上』または『拡張期血圧が85mmHg以上』という条件が上げられ、(1)〜(3)の内2つ以上が当てはまる場合はメタボリックシンドロームと診断されます。
メタボリックシンドロームと言う言葉は最近になって良く耳にすることが多くなりましたが、定義されたのは数年前です。日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本動脈硬化学会・日本血栓止血学会・日本高血圧学会・日本腎臓病学会・日本循環器学会・日本内科学会という8つの学会が上記のようなメタボリックシンドロームの診断基準をまとめ、2005年に公表されました。

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メタボリックシンドロームの判断

メタボリックシンドローム、メタボリック症候群は肥満という条件が必ず判断の基準になります。肥満の判断がどこかというところはありますが、まず肥満というのは、2つのタイプに大分されます。見た目からしての肥満、下腹部や腰、太ももなどの周囲の皮下に脂肪が蓄積する「皮下脂肪型肥満」、そしてお腹の中の内臓の周りに脂肪が蓄積する“隠れ肥満”などといわれる「内臓脂肪型肥満」の二つです。つまりメタボリック対策を行うには、「内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満」の両者に対しての対策方法が必要になるということです。このうち、内臓脂肪型の肥満は、一見、それほど太って見えないことが多いのですが、実は高脂血症、高血圧、糖尿病を引き起こして動脈硬化を進める原因になることがわかってきました。内臓脂肪型肥満は見た目にあまり出ないために、自覚症状がないところが怖いところです。
メタボリックシンドロームとは、一つひとつは軽症でもこうした「内臓脂肪型肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病」など、動脈硬化を進めるリスクを複数併せ持った状態のことをいいます。メタボリックシンドロームの診断基準に達している人の心臓疾患での死亡率は、メタボリックシンドロームの判断基準値以下の人と比べて二倍ほど高いとの調査結果も出ています。
メタボリックシンドロームにならないのがもちろん大事ですが、糖尿病や高血圧、高脂血症から生命を脅かす疾患に進行しないようメタボリックシンドロームを予防・改善していかなければなりません。メタボリックシンドロームは生活習慣の工夫によって予防や改善ができるものです。

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